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遅延型フードアレルギー検査

食物アレルギーには、原因となる食べ物を食べてからすぐに症状が出る「即時型」と、遅れて症状が出る「遅延型」があります。
食物アレルギーの多くは即時型ですが、食物を摂取してから数時間~数日後にだるさや下痢といった症状がみられる場合は、遅延型アレルギーである可能性も考えられます。
「便秘、肌荒れが続いている」「イライラや不安が強い」「理由がわからないけれど何となく体調が悪い」
こういった症状が実は食べ物が原因で起こっている場合があります。
ご自身の体のことを深く知りたいという方におすすめの検査です。

目次

遅延型アレルギーの症状は?
即時型アレルギーの症状との違いとは?
遅延型アレルギー検査の適応とは?
遅延型アレルギー検査とは?
遅延型アレルギー検査で調べられる項目とは?
遅延性アレルギーの検査方法は?
遅延型アレルギー検査の費用とは

遅延型アレルギーの症状は?

遅延型アレルギーの症状は、体の内外を問わず多岐に渡り、一般的にアレルギー症状とは認識されないものも多く含まれます。
さらに、メンタル面への影響や肥満との関連も報告されています。
また、症状が1種類ではなく、複数の症状が同時に発生していることが多いのも特徴です。

 

消化器系 消化不良、過敏性腸症候群、膨満感、便秘、下痢、嘔吐、吐き気
神経系 疲労、片頭痛、不安神経症、情動不安定、集中力不足、ゆううつ感
筋骨格系 関節炎、関節痛、筋肉痛、だるさ
泌尿生殖系 夜尿症、頻尿、尿意切迫、ほてり、腟のかゆみ、おりもの、月経前症候群、月経痛
呼吸器系 喘息、鼻水、鼻づまり、慢性副鼻腔炎、慢性咳、咽頭炎
循環器系 不整脈、胸痛、高血圧、頻脈
外皮系 にきび、アトピー性皮膚炎、ふけ、湿疹、目の下のくま、過剰発汗
その他 肥満、慢性疲労、むくみ、口内炎、ドライアイ、涙目など

即時型アレルギーの症状との違いとは?

一般的には、食事アレルギーはIgE抗体による「即時型」アレルギーの事を指します。
花粉や金属、食べ物では、卵・そば・小麦粉などが主な原因です。
食物や吸入等によるアレルゲンへの暴露の直後に起こり、摂取後2時間以内にアレルギー症状を認めます。
アレルギー症状としては、皮膚症状(かゆみや蕁麻疹など)や呼吸器症状(喘鳴、咳など)、消化器症状(腹痛、下痢、嘔吐など)などを認めます。そして、場合によっては喉頭浮腫による窒息など命に関わることもあります。
保険診療で通常行われるアレルギー検査では、IgE抗体を調べますので即時型アレルギーの検査となります。

アレルギー検査

一方で遅延型のアレルギー反応は、IgGやIgA、免疫複合体が関与し、食べ物を摂取してから数時間~数日後と症状の発現が遅いため、原因が食物にあると認識することが困難です。
また反応が弱いため、原因に気が付かずに原因食物の摂取を続けてしまう傾向があります。
このため、「隠れアレルギー」とも呼ばれています。

遅延型アレルギー検査の適応とは?

  • このような症状が思い当たる方におすすめです。
  • アレルギー症状があるのに、即時性のアレルギー検査を受けても陰性で原因がわからない方
  • 頭痛や消化不良など、アレルギー症状とは言えない原因不明の慢性症状に悩んでいる方
  • 食や健康への関心が高い方や腸内環境が気になる方
  • アスリートなど、自分のパフォーマンスレベルをベストに保ちたい方

遅延型アレルギー検査とは?

遅延型アレルギー検査とは、原因となる食べ物を摂取してから数時間~数週間以上経過した後に現れるアレルギー反応を調べるために用いられる検査です。
アレルゲンとなる食べ物に対するIgG抗体の量を採血によって調べます。
ただし、IgG抗体検査はIgG抗体が食物アレルギーのない人にも存在する抗体ということもある点に注意が必要です。なぜなら、単に検査結果を見て原因と思われる食べ物を除去すると、本来必要のない食事制限につながる可能性があるからです。その食品数が多くなればなるほど、健康被害を招く可能性も高くなってしまいます。
このことからも、遅延型アレルギー検査はあくまで今後の食べ方の参考程度に捉え、自己判断で極端な食事制限を行うのは避けるようにしましょう。

遅延性アレルギーの検査方法は?

遅延型アレルギーを疑った場合、IgG抗体を調べる検査が行われることが一般的です。
IgG抗体とは、侵入した異物を排除しようとはたらく物質のことで、遅延型アレルギーに関与していると考えられています。 検査は少量の採血によって行われ、数百種類の食べ物について調べることができます。
アメリカの検査会社に依頼するため、検査結果が出るのには2~3週間程度かかります。

遅延型アレルギー検査で調べられる項目とは?

219種類または120種類の食物に対する遅延型アレルギーを検査します。
遅延型アレルギー検査で調べられるアレルゲン の主な項目のカテゴリは以下のとおりです。

  • 乳製品・卵
  • 肉類
  • 魚・シーフード
  • ナッツ・種子・豆
  • 穀物
  • フルーツ
  • 野菜・藻類
  • ハーブ・スパイス
  • その他

この検査をすることによって、自分の食生活を見直すよい機会にもなりますし、健康のためにも自分が何に対してアレルギーがあるのかを知っておくことはとても大切です。
アレルギーの原因食物を3~6カ月除去することによって、アレルギー反応は起こりにくくなります。

 

遅延型アレルギー検査の費用とは?

「原因が分からない慢性的な症状がある」「どのアレルギーを持っているのか知りたい」などでお悩みの方は、一度ご相談ください。

IgG フードアレルギー検査(120項目)  ¥44,000(税込)
IgG フードアレルギー検査(219項目) ¥55,000(税込)

※上記料金の他に別途診察料がかかります。

 

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