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頭痛

頭痛は多くの人が経験済みのよくある症状です。
特に季節の変わり目の時期は、急激な気温や気圧の変化、そして生活環境の変化も加わり、頭痛に悩まされる方も多いのではないでしょうか。
長年頭痛に悩まされ、痛み止めでごまかしながら過ごしている方は、お気軽に当院までご相談ください。

目次

頭痛とは?

日本では慢性頭痛の患者さんが3000万人いるといわれ、4人に1人が頭痛に悩まされています。
この慢性頭痛は定期的に同じような程度の痛みが何度も繰り返し起こる頭痛です。
このうち最も多いのが緊張型頭痛で日本の人口の約20%、次いで片頭痛が5~10%、そして群発頭痛が1%以内といわれています。

いずれも命にかかわるものではありませんが、それぞれの頭痛については、痛みの起き方やそれを引き起こす誘因、自分で対処するためのセルフケアや薬の使い方などが違うので、注意が必要です。

頭痛の種類とは?

代表的な頭痛は「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」です。
以下に示す3つの種類がありますが、2つの種類を併せ持つこともあります。

片頭痛

女性に多い頭痛で、男性の3倍の頻度でみられます。
頭の片側(ときに両側)がズキンズキンと脈打つように痛みます。
月に1~2回、多いときは週に2~3回、痛みは数時間から3日間ほど続く人もいます。

頭痛の発作中には吐き気を伴い、光や音にも敏感になります。
頭痛の前に、数分から数十分間キラキラした光が見えたり、顔やからだの一部がチクチクしたりする前兆が現れることがあります。

緊張型頭痛

最も多い頭痛です。
頭全体が重苦しく圧迫されるような、グーッと締めつけられるような痛みがあります。
ほとんど毎日、数時間~1日中、同時に首や肩のこりを感じることもあります。
からだがフワフワするようなめまいや、倦怠感を覚えることもあります。

群発頭痛

男性が女性の3-4倍多く、特にヘビースモーカーや大酒のみに多くみられます。
片側の目の奥を、えぐられるように激しく痛み、年に1~2度発生します。
毎年決まった時期、決まった時間にまとまって起こる頭痛です。
1度起こると数週間は毎日起こり、1~2時間持続します。

自律神経が刺激されるので、痛みと同時に目の充血や鼻水、発汗などの症状が現れます。
飲酒によって誘発されることが多いです。

頭痛の原因とは?

頭部の血管が拡張して炎症すると、その周辺の神経が刺激されて片頭痛が起こります。
片頭痛は、日常生活でストレスを感じる場面が多いこと、寝過ぎまたは睡眠不足などの偏った生活習慣、物理的刺激(人混みや騒音、まぶしすぎる光など)などから起こります。

また、運動をせずに過度な食事制限のみを行うといった無理なダイエットやアルコールの過剰摂取も誘因になります。

緊張型頭痛

身体的、精神的ストレスによることが多いようです。
頭から首、肩にかけての筋肉が緊張すると血流が悪くなります。
すると、疲労物質が筋肉に溜まって神経を刺激し、緊張型頭痛特有の痛みが発生します。
筋肉の緊張は、デスクワークでの長時間同じ姿勢をとり続けることや、心配や不安などの精神的ストレスなどから発生します。

痛みが起こることで元々あった筋肉のこりや血流の悪さがますますひどくなるため、痛みが長引きやすい傾向にあります。

群発頭痛

原因は今のところはっきりとわかっていません。
ただ、発作中は目の後ろ辺りにある太い血管(内頸動脈)が腫れるため、その血管によって周りの神経が刺激されて激痛が起こるのではないかといわれています。

頭痛の診察・検査とは?

まずは触診して痛点を確認し、さらには神経学的なチェックを行って他の病気が隠れてないかを探ります。
首に問題があるケースも存在するため、首の写真を撮影したり、首の硬さを触診して確認します。
必要時には頭部の画像を撮影し、緊急的な病気が隠れていないかを除外します。

頭痛の治療とは?

軽症のうちは市販の鎮痛薬でも効きますが、飲み過ぎにより薬物乱用性頭痛という治療の難しい頭痛になってしまうことがあります。
治まらない場合には、頭痛のタイプや頻度に応じて鎮痛薬、片頭痛の特効薬、筋弛緩薬、抗てんかん薬、抗うつ薬などを使い分けることより、発作の程度や回数を減らすことができます。

また、当院ではスーパーライザーという近赤外線治療器を用いて、障害のあるところの血流を改善し症状を緩和する方法も可能です。

スーパーライザーに関してはこちら

照射による皮膚の刺激や痛み、その他の副作用・合併症はありませんのでご安心ください。

頭痛の予防とは?

慢性頭痛は、生活習慣やストレスによって起こるケースが多いので、規則正しい生活を送ることである程度予防することができます。
疲れを残さないよう適度な睡眠と十分な休息をとり、普段からストレスをためないようにすることが大切です。

片頭痛

一番の対策は誘因を避けることですが、頭痛が起きた場合は、できるだけ安静にすることです。
暗い部屋に横たわり、眠ってしまうことが一番です。

他には、痛む所を抑える・もむ、頭を冷やす・温めるなど、自分で楽になる方法を見つけることです。
また、生あくびや空腹感などの予兆があったときには、早めに薬を飲みましょう。

コーヒーや緑茶などのカフェインが入った飲み物は血管を収縮させる作用があるので、痛みを感じた際に飲むと症状が収まることもあります。

緊張型頭痛

ストレスは大敵なので、体と心の緊張を解消するのが第一です。
予防のためには、ストレッチや体操、マッサージをしたり、外の空気を吸ったりして気分転換を図ることが大切です。
ゆっくり入浴するのもリラックスするのに役立ちます。
仕事の合間に適度の休養をとったり体操をしたり、一定時間ごとに姿勢を変えるなどの習慣をつけ、筋肉のこりをほぐすことが予防策として有効です。

また、眼精疲労や歯の噛み合わせ、合わないメガネによる圧迫、高さが合っていない枕などが影響していることがあるため、目や歯のメンテナンスをしたり、普段使っている生活用品を変えてみるのも良いでしょう。

群発頭痛

アルコールは頭痛を引き起こしやすくするので、発作期間中の飲酒は控えてください。
入浴後に頭痛が起こるのであれば、シャワーのみにしましょう。
また、血管を拡げる作用のある薬にも注意が必要です。

危険な頭痛とは?

突然の強烈な痛みや徐々に増強する痛み、手足の麻痺や言葉のもつれ、発熱などを伴った頭痛など、これまでに経験したことのない頭痛ならば即、早急な治療が必要です。

くも膜下出血、脳出血、脳腫瘍、髄膜炎・脳炎、慢性硬膜下血腫などの命に関わる恐ろしい頭痛の可能性があるため、その場合は迅速に高次医療機関にご紹介させていただきます。

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